ロミオとジュリエット:ROMEO AND JULIET
悲恋というとまずこの物語が連想される、知らぬ人のいないウィリアム・シェイクスピアの戯曲を映画化した作品です。
この作品の前にも後にも、何度となく映画化されていますが、管理人が映画の「ロミオとジュリエット」と言われて思い浮かぶのは、この1968年制作のフランコ・ゼフィレッリ監督作品だけです。
ルネッサンスの頃のイタリア・ヴェロナの町で相争うモンタギュー家とキャピュレット家。しかし舞踏会で出会ったモンタギュー家の息子ロミオとキャピュレット家の娘ジュリエットは、お互いに一目で魅かれ合ってしまう。
「おお、ロミオ、ロミオ、なぜあなたはロミオなの。」すごいセリフだねぇ・・・。
この映画を管理人が観たのは高校生の頃。友人数人と有楽町の映画館、多分「小さな恋のメロディ」を観たのと同じ映画館で観たと思います。
そういえば「卒業」を観たのもあの映画館だったなぁ・・・。
指定席ではなかったので、2回連続で観ましたね。
ともかく当時16歳だったオリヴィア・ハッセーが可愛かったことはハッキリ覚えています。可憐なのにグラマーだったことも記憶に残っている。
この映画は正統的な「ロミオとジュリエット」だと思いますけど、それでも当時としては現代的なテイストが少し入っている作品という触れ込みだったような気がします。確か原作ではロミオが16歳、ジュリエットはまだ13歳で、その実年齢に近づけたキャスティングの映画だったとか。
シェイクスピアの悲劇って、本当に人間の業を感じさせる悲惨な話が多いと思いますけど、この物語は悲恋だけど美しい。特にこの映画の主人公二人はひたすら純粋で美しい。オリヴィア・ハッセーのジュリエットは異常なくらい美しい。ニーノ・ロータの音楽も美しい。
この作品以上の「ロミオとジュリエット」を、映画として作るのは難しいのではないかと、勝手な思い入れを込めてそう思います。
製 作 | 1968年 イギリス/イタリア |
---|---|
監 督 | フランコ・ゼフィレッリ |
出演者 | オリヴィア・ハッセー レナード・ホワイティング マイケル・ヨーク |
音 楽 | ニーノ・ロータ |