媚薬:BELL, BOOK AND CANDLE

媚薬

めまい」で共演したキム・ノヴァクとジェームズ・スチュアートが、ニューヨークの魔女とその恋人を演じたユーモラスなロマンチック・ファンタジィです。

ニューヨークで小さな工芸美術品を扱う店を経営しているギリアン(キム・ノヴァク)は強い力を持つ魔女で、上階に住む編集者のシェパード(ジェームズ・スチュワート)の事が少し気にかかっているけど、シェパードには美人の婚約者がいるらしい。

クリスマス・イブの夜、ギリアンが弟ニッキー(ジャック・レモン)が出演している魔女たちの巣窟のナイトクラブにいるところに、シェパードが婚約者マールを連れて現れる

ところがマールは学生時代にギリアンと犬猿の仲だったイヤな女。

シェパードの婚約者がマールだったと知ったギリアンは、シェパードに魔法をかけて自分に夢中になるように仕向けてしまう。



すごく懐かしい映画で管理人はこの映画が大好きです。

高校に入学して間もない頃、昼間にこの映画がTV放映されるというので学校をズル休みして観た思い出の映画です。

ビデオなどなかったあの頃、名画座でかかるような映画でもないので、あのチャンスを逃すわけには行きませんでした。

観て大正解。この作品のキム・ノヴァクの美しさに魅了されたことは、今でもよく覚えています。

魔女は涙が出ない、魔女は頬を赤く染めない、恋をした魔女は魔力を失う。魔女にも色々と制約があるようですが、魔法でシェパードの心を射止めたギリアンは心からシェパードを愛するようになってしまい、ついには彼に本当のことを打ち明けてしまいます。

ジェパードも最初は信じないけど、ギリアンが魔女の力を見せた事でギリアンへの愛情が魔法をかけられていた為だと知ると、別の魔女に魔法を解いてもらい、ギリアンの元を去って行きます。

それを見て取り乱すギリアンの瞳には光るものが・・・。

ストーリーはありきたりと言うか大した話ではありませんが、映画の雰囲気が素敵です。

何度観てもキム・ノヴァクはクールな美人だし、当時はおじさんに見えたジェームズ・スチュワートも今見るとお洒落なニューヨーカーです。

こういうロマンチックでファンタジックな映画を観ると、管理人は今でもちょっとうれしくなります。


製 作 1958年 アメリカ
監 督 リチャード・クワイン
出演者 ジェームズ・スチュワート
キム・ノヴァク
ジャック・レモン
音 楽 ジョージ・ダニング


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