メル友が実は商売敵だったというトム・ハンクスとメグ・ライアンのラブ・コメディ。

ネットで知り合ったキャスリーン（メグ・ライアン）とジョー（トム・ハンクス）の二人が、お互いの正体を知らないままメール交換をしているうちに惹かれ合っていくが、実は二人は商売敵で・・・という内容のラブ・コメディです。

母から譲り受けた子供向けの絵本ショップを経営するキャスリーンと、彼女の商売敵でディスカウントの大手ブックストア・チェーンを経営するジョー。

キャスリーンの店の直ぐ近くに出店したジョーの店のおかげでキャスリーンの店の経営状態は大きく傾く。

しかも開店前に子連れでキャスリーンの店に正体を隠して客として来たジョーを、スパイしに来たと勘違いして怒りまくるキャスリーン。しかしこの二人、実は互いに顔も素性もわからないまま本音をさらけ出している「メル友」だった。

本音のメール交換が毎日の楽しみとなっている二人は、お互いのことが気になっている。そうした中で起こったキャスリーンの店の経営危機。

詳しい事情は分からないながらも、少しでも手助けが出来るかもと、ジョーはキャスリーンにカフェで会うことを提案するが・・・。

メグ・ライアンの主演作というと、ラブコメであると同時にアメリカ版のトレンディ・ドラマという雰囲気も有って、映画の中で描かれる街の景色にとても風情があります。

この作品の舞台のニューヨークもそんなお洒落な雰囲気がいっぱいです。またバックで流れる音楽も映画を盛り上げてくれる曲が使われていて楽しい。

そんな中で書店経営者として奮闘するキャスリーンが、とてもキュートで可愛らしく描かれています。彼女の正体を知ってしまったジョーが、ついつい手助けしたくなるのも分かります。

そして人生は金儲けが全てではないという事を、ジョーの父や祖父の生活で感じさせてくれます。

やっぱりハッピーエンドのロマンチックな映画って映画の王道ですよね。

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