空中ぶらんこ:TRAPEZE
パリのサーカス団の空中ぶらんこチームの確執を、ぶらんこ乗りのプライドや師弟関係を交えながら描いたラブ・ロマンスです。
パリのサーカス団「シルク・デヴィル」で道具係りとして働いているマイク(バート・ランカスター)の元にティノ(トニー・カーティス)という若者が訪ねてくる。
マイクは以前は空中ぶらんこのスターとして活躍していたが、演技中の落下事故で足を怪我して以来引退していた。
しかしマイクが昔ティノの父親と一緒に演技していたこともあって、ティノは強引にマイクに弟子入りし、ホンの数人しか出来ない三回転飛びの技の練習を始める。
その二人の中に、アクロバット曲芸をしている野心家のローラ(ジーナ・ロロブリジーダ)が仲間に入ろうとするが、マイクはローラが仲間になることを拒絶する。
しかしローラに誘惑されたティノは彼女を仲間にすることを主張して・・・。
管理人はこの映画をTVの洋画劇場で観ました。
バート・ランカスターが渋くて、ジーナ・ロロブリジーダが美人で、空中ぶらんこ乗りというあまり馴染みのない人たちの世界が描かれていて、面白い映画だと思った事を記憶しています。
若くて荒々しいティノはローラの術策にアッサリと嵌り彼女の言いなりですけど、ローラは実はマイクに惹かれている。
マイクはそういう状況を理解して、ローラの愛情を利用しようとしますが、最後は三回転飛びを成功させ、ティノをスターにすると、サーカスを去ることを選択します。
それを追いかけていくローラの姿が良いですね。こういうメロドラマって管理人は好きです。
子供の頃の管理人にはジーナ・ロロブリジーダは美人の代名詞みたいな存在でした。
デボラ・カーやイングリッド・バーグマンと違って、もっと庶民的というか色っぽい感じがあって、そういうところに惹かれたんですかね。
彼女の出演する映画って色々と観ているはずなんですけど、記憶に残っているのはこの空中ぶらんこだけです。
でもこの作品はDVDは発売されていないみたいですね。
キャロル・リード監督作品で大スターが共演している映画なのにね・・・。
製 作 | 1956年 アメリカ |
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監 督 | キャロル・リード |
出演者 | バート・ランカスター トニー・カーティス ジーナ・ロロブリジーダ |
音 楽 | マルコム・アーノルド |