スターダスト:STARDUST
イギリスの外れにあるウォール村には、現実の国イギリスと魔法の国ストームホールドを隔てる壁がある。
ある日流れ星が壁の向こう側に落ちて、ウォール村に住む青年トリスタン(チャーリー・コックス)は、憧れの女性ヴィクトリア(シエナ・ミラー)に愛の証としてその流れ星を捧げようとストームホールドに向かう。
流れ星が落ちた場所でトリスタンが見つけたのは、人間の女性に姿を変えた流れ星イヴェイン(クレア・デインズ)だった。
丁度その頃、ストームホールドでは王が亡くなり後継者の王子たちが後継争いの真っ最中。
更に永遠の命を手に入れたい魔女たちは、地上に落ちた流れ星の心臓を手に入れようと躍起になっていた。
トリスタンはイヴェインを連れウォール村に戻ろうとするが、彼の前には魔女や王子たちが立ちふさがってくる。
好きな女の子の気を惹くために禁じられた場所に向かう青年トリスタンと、美女に姿を変えた流れ星イヴェインとの恋と冒険の物語です。
最初は頼りないトリスタンがイヴェインと旅を続けるうちに成長して行く姿は、こういうファンタジィの定番ですし、流れ星の心臓を食べて生きながらえている魔女たちや、王位を求める邪悪な王子たちが絡んで、なかなか楽しい話になっています。
話を強引に展開している点は否めませんが、邪悪な魔女に狙われて心臓を取られそうになる美女を救う勇敢な若者の物語は、何度観ても素直に楽しめます。
主人公トリスタンを演じるチャーリー・コックスが子供っぽい感じすら感じさせるのに、彼に恋する流れ星イヴェインを演じるクレア・デインズが私の好みとしては少し厳つい感じがして、最初は違和感を感じました。
しかし観ている内に、何だか彼女が可愛く見えてくるのが不思議です。
トリスタンに恋する気持ちが表に現れると、イヴェインが光輝きだすのが何か微笑ましい感じがします。
魔女役のミシェル・ファイファーやトリスタン達を助ける海賊船の船長役のロバート・デ・ニーロ、ストームホールドの邪悪な王役のピーター・オトゥールなど、名優が脇を固めているのもウレシイですし、恋と魔法と冒険だけでなくどこかとぼけたユーモラスな感じがして、DVDで何度も観ている管理人お気に入りのファンタジィ映画です。
製 作 | 2007年 アメリカ/イギリス |
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監 督 | マシュー・ヴォーン |
出演者 | クレア・デインズ チャーリー・コックス ミシェル・ファイファー ロバート・デ・ニーロ |
音 楽 | イラン・エシュケリ |