雨の訪問者:Le passager de la pluie / Rider on the Rain

雨の訪問者

雨の降る夜、夫トニーの留守中に家に忍び込んだ謎の男にメリー(マルレーヌ・ジョベール)は暴行される。

ショットガンを手にしたメリーは、地下室に潜んでいた男を射殺し、一連の事件で気が動転したまま、男の死体をクルマに積み断崖から捨てる。

しかしそんなメリーの元に、新たにハリー・ドブス(チャールズ・ブロンソン)と名乗る謎のアメリカ人が現れ、メリーが射殺した男と彼が持っているはずの大金が入ったカバンの所在を訊いてくる。

メリーが男のことなど知らないと否定しても、ハリー・ドブスはメリーがカバンの存在を知っているはずだと執拗に責め立ててくる・・・。



管理人が中学生の頃に、フランシス・レイの主題曲が大ヒットしたフランスのサスペンス映画です。

この映画で、ワイルドではあるけど、風貌はどちらかと言えば醜男のチャールズ・ブロンソンが、一躍トップスターになったような印象があります。

管理人はフランシス・レイのテーマ曲が大好きで、ロードショーでは観ていないけど、2本立てになってから、数回観に行きました。

今ひとつ分かりづらい筋書きの映画で、細かい内容をよく覚えていないのですが、主演のブロンソンに今までのサスペンス映画の主人公と少し違った格好良さがあって、ヒロインのマルレーヌ・ジョベールの爪を噛むような仕草が妙に子供っぽかったような記憶があります。

脚本を書いているのは、フランスのミステリィ作家セバスチャン・ジャプリゾで、彼のミステリィは「シンデレラの罠」とか何作か邦訳されていますけど、やっぱり複雑で分かりづらいですよね。

ミステリィ要素のストーリーを楽しむよりも、ブロンソンとマルレーヌ・ジョベールの二人と、フランスのサスペンス独特の雰囲気と、フランシス・レイのテーマ曲を味わう映画という気がします。


製 作 1970年 フランス
監 督 ルネ・クレマン
出演者 チャールズ・ブロンソン
マルレーヌ・ジョベール
音 楽 フランシス・レイ


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