ジュリエットからの手紙:Letters to juliet
NYで雑誌の調査員をしているソフィー(アマンダ・セイフライド)は、イタリアン・レストランのシェフで自分の店の開業を控えた婚約者ヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)とイタリア・ヴェローナに婚前旅行に出かける。
せっかくのイタリア旅行だから、ヴィクターとゆっくり観光を楽しみたいソフィーに対して、ヴィクターはレストランで使う新しい食材やワインの調査で忙しく、初めはそれに付き合っていたソフィーだったが、食材に興味はなく一人別行動で観光に出かけることにする。
ロミオとジュリエットの舞台となったヴェローナの観光名所「ジュリエットの家」に出かけたソフィーは、家の壁に貼り付けられたジュリエットへの手紙を回収していく女性を見かける。
その女性の後を追ったソフィーは、「ジュリエットの秘書」たちというボランティアの女性たちが、ジュリエット宛てに書かれた恋の悩み相談の手紙に返事を書いて、相談者に返信している事を知り、秘書たちの手伝いをすることになる。
翌日ソフィーが「ジュリエットへの手紙」の回収をすると、たまたま壁の煉瓦が剥がれ、壁の中の古い手紙を発見する。
そこには50年前にクレアという若いイギリス人女性が、イタリア人の恋人ロレンツォと約束した駆け落ちを直前でやめてしまったことへの苦悩が記されていた。
この手紙に心を打たれたソフィーは、自分の想いを込めて書き上げた手紙をクレアに返信する。
その数日後、クレア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)と彼女の孫チャーリー(クリストファー・イーガン)が「ジュリエットの家」を訪れてくるのだが・・・。
50年前の恋を思い出してヴェローナを訪れたクレアは、ともかくロレンツォと再会して謝罪をしたいと考えていますが、孫のチャーリーは祖母を心配するあまり、余計な事をしやがってとばかりにソフィーに苦情を言いに現れます。
最悪の出会いをしたソフィーとチャーリーですが、クレアは手紙を送ってくれたソフィーに感謝して、ロレンツォに会いに行くクレアに同行したいと頼むソフィーも一緒に、ロレンツォ探しの旅に出ることになります。
そうして一緒に旅をするうちに、ソフィーとチャーリーの心にも変化が訪れ、互いに相手が気になりだすのですが、何しろソフィーには婚約者がいますから関係は進みません。
風光明媚なイタリアを舞台にしたロマンチックな映画で、いかにも女性が好みそうな舞台設定です。結末もハッピーだし登場人物も善人揃いだしで、ゆったりとした気分で楽しめる映画だと思います。
製 作 | 2010年 アメリカ |
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監 督 | ゲイリー・ウィニック |
出演者 | アマンダ・セイフライド クリストファー・イーガン |
音 楽 | アンドレア・グエラ |