失われたものの伝説:LEGEND OF THE LOST
サハラ砂漠で消息を絶った父の足跡を追ってスーダンにやって来た裕福なフランス人ポール・ボナード(ロッサノ・ブラッツィ)は、町の娼婦ディタ(ソフィア・ローレン)と知り合う。
ディタは他の男と違って自分を一人の人間として扱ってくれるポールに心を惹かれる。
ポールの目的は10年前に消息を絶った父が発見した伝説の失われた都に隠された秘宝を探し出すことで、そのためにアメリカ人の案内人ジョー・ジャニュアリー(ジョン・ウェイン)を雇い、ともにサハラ砂漠の奥地に向かう。
そんな二人をポールに惹かれたディタは追いかけるのだが、装備や食料が2人分しか用意されていないため、ジョーはディタがついてくるのなら自分は案内を止めると言う。
こんなところで宝探しを中断するわけにはいかないポールは、秘宝が発見できたらその1/3を与えるとジョーに約束し、3人で秘宝探索の旅を続けることになるのだが・・・。
気の強いあばずれ女だがピュアな心の持ち主のディタ、アフリカに流れ着いた下品な呑兵衛だが根は正義感の強いジョー、裕福で洗練された紳士ながら芯が弱いポールの3角関係と、普段は隠されている人間性が極限状態になると露わになる物語で、管理人がTVの名画劇場で何度か観た作品です。
熱砂の砂漠をさまようように進む3人が出会う困難と、そうした中で発見される失われた都、莫大な財宝と豊満な美女、そうしたアドベンチャー物語の定番のような設定では有りますけど、インディ・ジョーンズのようなスペクタルな場面はあまりなくて、どちらかと言えば人間性を描いたドラマに仕上がっています。
こういう少し渋い役を演じると、ジョン・ウェインはやっぱり大したものですね。
製 作 | 1957年 アメリカ |
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監 督 | ヘンリー・ハサウェイ |
出演者 | ジョン・ウェイン ソフィア・ローレン ロッサノ・ブラッツィ |
音 楽 | アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ |