ナイト&デイ:KNIGHT AND DAY
トム・クルーズとキャメロン・ディアスが共演した、ラブコメのような雰囲気の明るくノリの良いアクション映画です。
素敵な男性との出会いを夢見るごく普通の女性ジューン(キャメロン・ディアス)はウィチタ空港で出会ったハンサムで魅力的な笑顔の男性ロイ(トム・クルーズ)に惹かれる。
二人は同じ飛行機に乗り合わせるが、実はロイは世紀の発明品を入手して逃走中の工作員で、ロイを追う組織はジューンとロイが乗る旅客機にメンバーを配置していた。
発明品を入手しようとする敵側工作員とロイとの間で銃撃戦が始まり、敵側工作員だけでなくパイロットまでがロイに射殺されてしまい、旅客機はロイの操縦で不時着を余儀なくされる。
素敵な男性だったはずなのに正体不明の怪しい男だった。
九死に一生を得たあとで、一旦は危険なロイと離れられたはずのジューンだったが、何故かロイがジューンの前に再び現れ、彼女を無理やり連れ出し、ジューンは否応なく大きな事件に巻き込まれていく。
こういう作品を作るとしたらこの二人しかいないと言う絶妙のキャスティングで、ともかくコミカルにテンポ良く展開していく笑えるスパイ・アクション。
急な場面転換を変に説明しようとせずに、問答無用でガンガン話を進めて行く力技が潔くて、観客に考える時間を与えないテンポが心地良い映画です。
どんな窮地に陥っても笑顔を絶やさずに、僕に任せておいてくれと言うトム・クルーズの異様さが不自然でないのがスゴイですねぇ。
キャメロン・ディアスも冗談じゃないわと怒りながらも、ドンドンと事件の深みにハマっていく姿が愛嬌いっぱいでおかしい。
オーストリアとかスペインとか南の島とか、女性の好きそうなロマンチックな舞台を上手に生かして、ありえないようなアクションも素直に見ていられるし、ロイとジューンの会話がまた笑えるし、洒落ていて理屈ぬきに楽しめます。
もうこういうアクションをするには年齢的にキツそうな二人が頑張っているところに値打ちがありますね。
製 作 | 2010年 アメリカ |
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監 督 | ジェームズ・マンゴールド |
出演者 | トム・クルーズ キャメロン・ディアス |
音 楽 | ジョン・パウエル |